ヤグルマギク】【コーンフラワー

    

キク科の1年草(ヨーロッパ原産)

私の花好きは、この花から始まったと言えるのかもしれないほど、思い入れの強い花なのです。
昔々小学校低学年の時、学研の「科学」という雑誌の付録で小さなポットとヤグルマギクの種がついてきました。
土に種を蒔いて芽が出た時の喜び、花が咲いた時の嬉しさは、今でも思いだします。

鯉のぼりにつける矢車に似ている事から、この名前がつけられたそうです。
ヨーロッパでは麦畑の雑草だそうで・・・茎が丈夫なためカマの切れ味を損なうので、厄介者扱いされているようです。
やせ地を好み乾燥気味に育てれば、とても丈夫で、5月にはとても鮮やかな青や桃花を咲かせてくれます。


ギリシャ神話では、傷ついたケンタウロスが、ヤグルマソウの葉っぱで手当てをしたという伝説もあり、
ハーブとしても役立てられたようです。

古代エジプトの王墓からも、ひからびたヤグルマソウの花が見つかったそうで、
かなり古くから栽培されていたようです。

ロシアのカザフ地方原産のスイートサルタンという種類は、白色や桃
色の大輪花をつけます。

園芸書によっては、「ヤグルマソウ」「ヤグルマギク」と載っていたりするのですが、
正確には【ヤグルマソウ】というのは、ユキノシタ科で山野に白い花を咲かせ、
大きな5枚の葉っぱが矢車に似ている事からつけられた草花の事のようです。
このページで紹介している花は【ヤグルマギク】が正しいのでしょう。

名前については、H16年7月にhamanasuさんからご親切なメールをいただきました。
 Centaurea cyanus のことを,ヤグルマソウと呼ぶ人が多いのですが,標準和名はヤグルマギクです。
  ヤグルマソウは Rodgersia podophylla の標準和名です。
ヤグルマソウ と ヤグルマギク は まったく 別のものです

■花言葉は、「愉快」

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