【ヒマワリ】【ヒグルマ】【ニチリンソウ】【テンガイソウ】
キク科(米国中西部原産)
■【向日葵】花が太陽に向かって咲き、 太陽の動きに従って回ると信じられたところから、この名前がつきました。 属名のヘリアンサスは、ギリシャ語のhelios(太陽)・anthos(花)に由来し、 英名ではsun(太陽)・flower(花)、まさに「太陽の花」ですね。(講談社「四季花ごよみ・夏」参照) ■ひまわりというと、 黄色い花びら、大きな花というイメージがありますが、 この頃のひまわりはいろいろな種類があり、楽しみも広がりました。 これは、母からもらった種で赤茶色のほどよい大きさの花を咲かせる「プラド・レッド」という種類です。 母はヒマワリはロシアヒマワリなどのオーソドックスな大きな黄色に限る・・・ といいますが、私は結構こういう珍しい色のヒマワリの花も好きです。 ■お日様が大好きな花だけに、 できるだけ長い時間、強い日の光に当てると、花つきもみごとです。 ヒマワリの花はお日様に恋焦がれて、太陽とともに動いているように思われがちですが、 実際には花咲く前の蕾までの時期までは、葉っぱも太陽の光をたっぷり浴びようと、 体ごと太陽に向かってその茎葉を広げますが、花が咲いてしまうと、 太陽を追っている様子は見うけられません。 ■暑さでぐったりしがちな夏も、 その黄色い花や背の高い姿から元気をもらう人達も多いはず・・。 もちろん、栽培品種によっては、その花を楽しむことの他、種を炒って食べたり、 その良質な脂は製菓用・調理用としても用いられます。 ■ヒマワリの花は、外側から順番に内側に向かって咲いていきます。 そして、たった一粒の種から、なんと大きな花では2000個も!!! 種が取れることもあるそうです(小学館図鑑NEO「植物」より)。 ■【ヒマワリ】といえば、ソフィア・ローレンのあの映画、 アンダルシア地方のヒマワリ畑や、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの情熱的な燃えるようなタッチで描かれた、 あの【ヒマワリ】の絵画の数々を思い起こす方も多いのでは? ■昭和63年7月に友人3人と旅したスペインの、 セビリヤからコルドバ、そしてグラナダに続く道路沿いの広大なヒマワリ畑はそれはそれはすばらしい風景でした。 どこまでもどこまでも、延々と続く黄色い大きな花咲くヒマワリ畑・・ 16世紀にコロンブスがアメリカ大陸を発見した後、スペインの医師が本国に種を持ちかえり、 ヨーロッパに広まったそうです。日本には、中国を経由して17世紀にやってきました。 ■南米ペルーの国花でもあります。 ■花ことばは「あなたは、すばらしい」 |